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お母様のウェディングドレスをリメイク? ~サムシングオールド~

2020.01.31

今や日本でも結婚式と言えば新婦はウェディングドレスを着用するのが主流です。

このウェディングドレス、日本で一番初めに着用されたのは1873年、長崎県の女性が中国の方と結婚した際と言われています。

その後日本でのウェディングドレスの需要はわずか全体の3%に留まり、日本人は和装が主流だった時代に、世にウェディングドレスを広めたのが皆様もご存知、ブライダルファッションデザイナーの桂由美氏です。

日本に輸入された歴史は古いものの、1970年代~1980年代に掛けて、ようやく広まりだしたウェディングドレス。その着用率も1990年代には和装を抜くほどになりました。

ちょうど読者の皆様の親世代が結婚式をしたのが1970~1990年頃にあたるのではないでしょうか。

当時はまだ希少だったウェディングドレスを購入された親御様は、当時では珍しく本当に思い入れのあるウェディングドレスだということが伺えますね。

今回は、そんな思い入れのあるお母様のウェディングドレスをリメイクするサムシングオールドについて、ご紹介していきます。


サムシングオールドとは

サムシングオールドとは、直訳すると「古いものを身につけた花嫁は幸せになれる」という言い伝えからきています。

元々は西洋の結婚式の文化で、サムシングフォー(新しいもの・古いもの・借りたもの・青いもの)の4つから構成されるものを身につけると、その花嫁は幸せになれるという言い伝えからきています。

その中の古いもの…というと、結婚式では新婦のお母様が昔着用していたウェディングドレスや、パールのネックレス…などなど、昔誰かが使っていた思い入れあるもの・当時の高級品ということになりますね。

日本風の文化でいうなら成人式や結婚式で“着物をリメイクする”といったところでしょうか。

筆者の実家のタンスにも成人式の時の眠った着物があるので…自分の子供や孫に着てもらいたいと思います(笑)。

伝統を受け継ぐ、という意味では日本でも西洋でも世界共通なのですね。

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ウェディングドレスのリメイクについて

では実際に、ウェディングドレス(または小物やアクセサリー)をリメイクする時の注意点について、ご紹介します。

まず、ウェディングドレスの場合は、時代の流行が違いますので、そのデザインのまま着用するのか、その一部を今風にリメイクして着用するのか、を判断します。

その際、お近くのリメイク専門店を探しますが、近くになければ、インターネットなどでも探して、プロにアドバイスを求めます。そして出来れば、せっかくなのでそのリメイクのお打合せに“持ち主”も同席していただけるといいですね。

思い入れのある一品だからこそここまで大事にとっておいた、という持ち主の「想い」を大切にしたいものです。

もちろんその持ち主が遠方にいて同席できないような場合は、事前にお話しを伺って、コミュニケーションをはかってみるのもいいですね。

そして、このようにリメイクされたウェディングドレスは“お持ち込み”ということになりますから、結婚式場で結婚式を挙げる方は、事前に結婚式場に相談をしておきましょう。

プランナーもまた、「そのドレスには想いがある」ということを理解しています。ただ…結婚式場にも提携先の衣装店がありますので、「ドレスはリメイクで持ち込みます」という意思は伝えておいてくださいね。

また、担当のヘアメイクさんにもより丁寧にドレスを扱って頂けるよう、「リメイクしたものです」ということは伝えましょう。

多くある話ではありませんが、時折筆者の耳にも「大切なドレスを担当の介添人さんが踏んで汚した!」という声が入ることもあります。

また、結婚式後のことはなかなか想像しづらいものですが、そのドレスを着終わったあとは、自分の子どもや孫にも代々着てもらうのか処分するのか、処分しないのであれば保管場所は自宅の中に確保できるか、クリーニング等はどのように手入れをしたら良いのか、なども視野に入れて、リメイク業者さんと打ち合わせましょう。

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ドレス以外でリメイクできるもの

さて、では、ドレス以外でリメイクできるものと言ったら何があるでしょうか?

例えば筆者は、父と母が結婚する際に父が母に贈ったダイヤの結婚指輪、が挙げられます。他にも、祖母が母に贈った真珠のブローチ。

伯母が母に譲った某ブランドのヘアバレッタなどなど。小物類は沢山出てきます。そう考えると、みなさんの家でも家族・姉妹で物の受け譲りというのは昔からあるものなのかもしれませんね。

しかし書いてみて実に“母から娘へ”というパターンが多いなと改めて思いました。いつの時代も母から娘へは「幸せになってね」という想いが込められているものなのですね。


今回のポイント

1.リメイクは元々の持ち主の「想い」を大切に

2.結婚式場には予め持ち込みたい旨を伝える

3.自宅のどこに保管するのか、使用後のことも考える

4.リメイクは歴史を受け継ぐということ


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※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー