先輩カップル達が結婚式準備で大変だったことのひとつとして「招待ゲストを決めること」を挙げています。
何人招待するかという人数はもちろん、その人数に絞りこむ際の決め方の基準は、大きな悩みポイントになってしまうようです。
そこで今回は、招待ゲストの決め方をご紹介しましょう。
1.誰を呼ぶのかを考える
結婚式・披露宴をこれから考えるふたりにとって、まず「誰を招待するのか」ということはとても重要です。
招待ゲストの人数は結婚式・披露宴の規模や費用に直結しますし、招待するコミュニティーのカラーによっては、結婚式・披露宴の方向性を左右するかもしれません。 たとえば、
・友人中心ならばカジュアルな雰囲気
・職場の同僚中心ならばビジネスライクな雰囲気
・親族中心ならばアットホームな雰囲気
という具合です。
招待ゲストの「線引き」は難しい
ふたりが「このような結婚式・披露宴にしたい!」というイメージを明確に持っているならば、招待すべきゲスト層の絞り込みは比較的スムーズに進むでしょう。
一方、全体のバランスを重視すると、「この人を呼ぶならば、あの人も」と、招待リストが膨れていくばかりで、「線引き」が難しくなってしまいます。
いずれは人数を絞り込まなければなりませんから、次のような段階で考えていくのも一案です。
【絞り込み例】
・先に予算を決める
・予算に見合った「式場」を決める
・おおよその人数(例:40人くらいなのか、80人くらいなのか)を想定する
・その宴会場のテーブル配置に合うように配席してしまう
たとえば、この作業をしたところ、テーブルにうまくおさまらない職場の同僚や友人グループがある場合には、「そのグループ自体を招待しない」という決断もアリ。
子世代では判断が難しい親戚の絞り込みについては、両親に一任してもよいかもしれません。
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2.新郎新婦で調整しましょう(友人や親せきの割合)
招待ゲストを決める際、最も重要なことは、新郎新婦で招待ゲストのカラーや人数について、意見が一致していることです。
彼女は 「友人中心に呼びたい」彼は 「職場の上司や同僚を中心に呼びたい」 となると、彼女のゲストはカジュアルな雰囲気、一方彼のゲストは堅いイメージで、雰囲気にかなり開きがあるということが起こり得ます。
双方のゲストのカラーの違いについて、ふたりが納得しているならばよいのですが、後々「両方で盛り上がらなくて残念だったね~」などということのないよう、コミュニティーの人数の割合についてはしっかり話し合いましょう。
双方のバランスが異なる場合の調整方法
親戚の人数は、両親の兄弟の人数や親戚づきあいもあり、新郎新婦のお互いの親戚の人数が異なることは珍しくありません。 友人の人数についても同様です。
たとえば、80名規模の披露宴を予定して、最初に呼びたいゲストをリストアップした際に
・彼女側 45名
親戚25名 友人15名 職場関係5名
・彼側 35名
親戚10名 友人7名 職場関係18名
となってしまった場合、双方の人数を調整するか、そのままにするのかについて、ふたりで話し合いましょう。
【双方の親戚の人数は動かせない】
実は最も調整が難しいのが親戚の数です。
彼女の親戚を減らすことが難しく、彼側もいまさら付き合いの薄い親戚まで招待するつもりはない…となれば、ここを調整するのは得策ではないかもしれません。
人数調整が必要な場合は別のコミュニティーでの検討が必要になるでしょう。
【友人関係はグループ単位、テーブル単位で】
友人関係は、グループ単位やテーブル単位で考えると比較的スムーズに進みます。
1テーブルの座席数から友人の上限人数を決めていくことで人数を絞れますし、新郎新婦の友人を「友人テーブル」として同じテーブルに配席することもあるようです。
「おひとりさまゲスト」がいる場合は、ひとりぼっちにならないような配慮も必要ですね。
3.新郎新婦で同じ人数にするのかどうか
両親からの結婚式費用の援助の申し出があり、「人数に応じて負担する」という場合には、双方のゲスト人数の割合は重要ですよね。
それに伴って、両家両親が「両家の人数バランス」を気にすることがあるようです。 けれども、あまりに「同数」にこだわりすぎて「人数あわせ」のゲストを招待するのは、新郎新婦の費用負担を無駄に増やすことになるうえ、急遽呼ばれたゲストに失礼でしょう。 そもそも、
・新郎新婦の親戚の人数や親戚付き合い
・新郎新婦の職種
・結婚式を地元で挙げるかどうか
など、さまざまな条件によっては、双方の人数がアンバランスになるものです。
したがって、新郎新婦の招待ゲストの人数を同数にすることにこだわるよりも 新郎新婦が望むイメージや方向性 を重視することの方が大切かもしれません。
ゲストの絞り込み作業は、ふたりでしっかりと話し合い、両家両親の意見も仰ぐようにしましょうね。
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※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式招待状」 の キホン に含まれています