1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 披露宴演出
  4. 花嫁&花婿のサポート役!! ブライズメイド&アッシャーの具体的な役割とは

花嫁&花婿のサポート役!! ブライズメイド&アッシャーの具体的な役割とは

2018.12.23

最近の結婚式では、花嫁・花婿の友人達が勤めるブライズメイドとアッシャーの演出が見られます。

もともとアメリカやヨーロッパの結婚式で見られる立会人や披露宴の進行係の役割として一般的ですが、日本では独特の演出方法も見られるようです。

そこで今回は、花嫁&花婿のサポート役!ブライズメイド&アッシャーの具体的な役割をご紹介します。

【目次】

  • 1.ブライズメイドとは
  • 2.アッシャーとは
  • 3.務める際に気を付けるべき点

1.ブライズメイドとは

このごろ日本の結婚式でも、おそろいのドレスや髪飾りなどをつけた女性たちが、花嫁の近くで華を添えている姿を見かけることがあります。

ブライズメイドと呼ばれ、アメリカやヨーロッパの結婚式では一般的にみられる演出です。 実際にはどういう役割を担うのでしょうか?

ブライズメイドとは?

ブライズメイド(bride's maid)とは、花嫁の付き添い人、立会人として、結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのことを指します。

主に花嫁の友達、姉妹、親族で、未婚の女性が務めることが多いようです。

ブライズメイドは白以外のお揃いのドレスを着てブーケ持ち、花嫁に華を添え引き立て、結婚式を盛り上げるための大切な役目です。

バージンロードで花嫁に先立って入場し、花嫁の移動などのお手伝いをするアテンドの役割も担います。

ブライズメイドの起源

ブライズメイドの起源は、中世のヨーロッパにさかのぼります。

花嫁の幸せをねたむ悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友人たちが花嫁と同じような衣装を着て付き添い、悪魔の眼を惑わした風習が由来とされています。

ブライズメイドの本来の役割

アメリカやヨーロッパでは、一般的にブライズメイドは2から5名程度選ばれ、人数が多いほどその挙式のステイタスが高いとされるようです。

ブライズメイドの中でも一番花嫁と親しくリーダーにあたる女性をメイド・オブ・オナーと呼び、さまざま中心的な役割を果たします。

なお、既婚者の場合はマトロン・オブ・オナーと呼ばれます。

メイド・オブ・オナーは

・挙式の時にドレスの裾をなおす
・指輪の交換の時に花嫁のブーケやグローブを預かったりする

などを行う花嫁の介添え役でもあるため、信頼できる方を選びます。

そして、ブライズメイドの本来の役割は、結婚式当日だけではありません。

花嫁を祝福するブライダルシャワー(bridal shower)と呼ばれる前祝いパーティも企画します。

ブライダルシャワーは一般的に結婚式の2ヶ月前から2週間前ぐらいに、レストランや花嫁あるいはブライズメイドの自宅などで行われるパーティです。

参加者は女性のみ、お茶やおしゃべりを楽しみながら花嫁をお祝いし、花嫁は集まったプレゼントを順番に開けて場を盛り上げ、結婚式当日へ気分を高めます。

日本におけるブライズメイド

このように、本来のブライズメイドは、華やかながら具体的な挙式進行を担う、責任ある役割であり、「ドレスや髪飾りをおそろいにする演出のこと」ではありません。

しかしながら、日本では花嫁と友達ゲストとのおそろいの格好などする演出という意味で「ブライズメイド」が定着してきたようです。

2.アッシャーとは

ブライズメイド同様、花婿をサポートする男性たちのことを、アッシャーと呼びます。 実際にはどういう役割を担うのでしょうか?

アッシャーとは?

日本ではアッシャーという名称が定着していますが、グルームズマン(groom’s man)が正式名称です。

アッシャーとは花婿の世話役を務める花婿付添い人として挙式をサポートします。 花婿の兄弟や友人等の未婚男性が務めます。

アッシャーの本来の役割

アッシャーは2名から5名程度選びますが、ブライズメイドと人数を合わせます。

アッシャーの中でも一番花婿と親しくリーダーにあたる男性をベストマンと呼び、さまざま中心的な役割を果たします。

結婚式披露宴当日、アッシャーは

・挙式ではバージンロードを敷く
・ブライズメイドをエスコートする
・結婚式披露宴で進行の手伝いをする
・ゲストを席までエスコートする。

などを行います。

そして、アッシャーの役割は、ブライズメイド同様、結婚式当日だけではありません。

・結婚式の準備を手伝う
・二次会を取り仕切る

など、いわゆる「幹事さん」的な役割ともいえるでしょう。

このほか、アメリカやヨーロッパでは、バチェラーパーティ(bachelor party)と呼ばれる、花婿の独身時代最後の日をバカ騒ぎして一緒に過ごし、独身にお別れする企画をするのもアッシャーの役割です。

3.務める際に気を付けるべき点

挙式の流れ

ブライズメイドとアッシャーは挙式において、立会人としてだけでなく、実際の進行にも携わります。

次にアメリカやヨーロッパの挙式で見られる、おおまかな流れをご紹介しましょう。

日本で行われる際には、いろいろとアレンジがされているようですが、大切なことは責任ある役割である、ということ。

お祝い気分だけでなく、しっかりと花嫁と花婿をサポートして、前途を祝してあげましょう。

(1) アッシャーがバージンロード(別名アイル(aisle=通路))に敷く布を広げます。

(2) 司式者、花婿、アッシャーが位置につき(祭壇脇あたり)、挙式が開始されます。

(3) 最初にブライズメイドが一定のスペースを空けて一人ずつ入場します。

メイド・オブ・オナーはブライズメイドの最後に入場します。 そして全員アッシャーと反対側の祭壇脇あたりに立ちます。

フラワーガール(女児)やリングボーイ(別名リングベアラー)(男児)がいる場合は、そのあとに続いて入場します。

(4) 花嫁が父親にエスコートされて入場します。

バージンロードの前から二列目の長椅子あたりで父親は花婿と入れ替り、花嫁と花婿は祭壇前まで進みます。

(5) 式の進行は、それぞれの式場の式次第に従って進みます。 聖書朗読、説教、指輪の交換、結婚証明書署名、結婚宣言、退場となります。

(6) 花婿、花嫁退場の後はブライズメイドとアッシャーがカップルになって一緒に退場します。

<ブライズメイドとアッシャーの服装>

ブライズメイドもアッシャーも服装は、基本的には同じように揃えます。

ブライズメイドは全員がおそろいのドレス、あるいはよく似たドレスでカラーを合わせ、花嫁が準備したお揃いのブーケを持ち入場します。

アッシャーはタキシードやモーニングが正式です。 そしてブライズメイドとお揃いのブートニアをつけます。

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー