披露宴や二次会での「質問形式」の余興は、ゲスト参加型の演出として人気です。
プロフィールビデオやムービーを活用して、それを元にしたクイズを行なったり、ゲームを行なってもよいですね。
景品を準備するとゲストはさらに盛り上がりますよ。
1.質問形式の余興とは?
披露宴においても二次会においても、「質問形式」による余興は、新郎新婦をはじめ会場ゲストが参加できる楽しい演出として人気です。
この余興は、ひとりでも複数でも行なうことが可能なので、余興を頼まれた場合でも、比較的少ない負担で用意することができます。
多くは、新郎新婦への「質問」を通して、ふたりの馴れ初めや人となりを楽しく紹介することが目的といえるでしょう。
演出方法はクイズ形式でもゲーム形式でも可能です。
披露宴と二次会では、出席するゲスト層が異なるケースが多いので、その場にあった内容の質問を心掛けるようにするとよいですね。
クイズの例題
クイズの内容としては、どの年齢層のゲストにも受け入れられそうな、楽しくて前向きなものが好まれるでしょう。
例えば、次のような内容はいかがでしょうか?
・プロポーズの場所 はどこですか?
・プロポーズの方法 はどういうものでしたか?
・新婦(新郎)の作る手料理で好きなメニューはなんですか?
・新郎(新婦)を人・物・動物で例えるとなんでしょう?
・新郎(新婦)の子供の頃の写真はどれでしょう?
・新郎(新婦)は小さい頃に何になりたかったのでしょうか?
・新郎(新婦)はお互いのことを何と呼んでいますか?
・新郎(新婦)の思う新婦(新郎)の性格 はなんでしょう?
・新郎(新婦)が持った新婦(新郎)の第一印象 はなんでしょう?
・新郎(新婦)が思う、新婦(新郎)のチャームポイントはどこですか?
・新郎(新婦)の今までの人生のなかで成功したことはなんですか?
・新郎(新婦)の今までの印象深い思い出は、次のうちのどれでしょう?
クイズの演出方法
上記の例題は、「新郎新婦に向けて」出題しても、「会場ゲストに向けて」出題しても、演出方法を変えることによって、どちらでも可能です。
では、次に、
・新郎新婦へのクイズの演出方法
・会場ゲストへのクイズの演出方法
それぞれについて、ご紹介していきますね。
2.新郎新婦への質問文例
新郎新婦へのクイズの演出方法
「お互いのことを、どれだけわかりあっているか、新郎新婦にクイズを出題しようと思います」
などとして、インタビュー形式で
・一問一答形式
・○×形式
・3択あるいは4択形式
などが楽しいでしょう。
新郎新婦へのクイズの回答方法は?
回答の方法として、
・○×あるいは番号札を用意する
・スクリーンに写真を映して、そこから選択してもらう
などが考えられるでしょう。
新郎新婦への札の準備や、写真の編集、スクリーンを使用する場合は会場側への機材の確認などが必要になりますが、負担のない方法で行なえるとよいですね。
新郎新婦へのクイズの質問文例
一問一答形式
質問1:新郎(新婦)が小さい頃、大きくなったらなりたかったものは何でしょう?
質問2:新郎(新婦)が思う、新婦(新郎)のイメージを動物であらわしてください。
○×形式
質問1:新郎(新婦)が給食で一番好きだったメニューは、八宝菜だった。
質問2:新郎(新婦)がプロポーズの日に、着ていたシャツの色は青だった。
4択形式
質問1:新郎(新婦)がデートにいった場所で一番思い出に残る場所はどこでしょうか?
1 ディズニーランド 2 映画館 3 公園 4 海
質問2:新郎(新婦)が新婦(新郎)にプロポーズした場所はどこだったでしょうか?
1 ディズニーランド 2 映画館 3 公園 4 海
クイズのまとめかた
クイズを正解した場合には、
「もうすでに、お互いのことをよくわかっているようなので、これからの結婚生活も安泰ですね」
反対にクイズの不正解が多かった場合には、
「これからスタートする結婚生活で、もっとお互いのことがわかりあえるようになりますね」
などとまとめてみるとよいかもしれません。
ポイントとしては、不正解がたとえ多い場合でも、「前向き」な内容に演出することです。
これからの新郎新婦の生活の前途は明るい!という方向にまとめるように心掛けましょう。
3.全体参加型の質問文例
会場ゲストへのクイズの演出方法
会場には、新郎側、新婦側から、それぞれのゲストが出席しています。
お互いの相手に会うのが初めて、というゲストも多いので、新郎新婦の人となりを知ってもらうことを目的に、質問を作成するとよいでしょう。
たとえば、
「新郎新婦に○○について聞きました。正解はどれでしょう?」
などとして、クイズを出していきます。
大勢の会場ゲストに対して出題するクイズなので、
・○×形式
・3択あるいは4択形式
などが向いているでしょう。
景品の準備
全員参加側のクイズの場合は、新郎新婦へのクイズとは異なり、何かしらの景品を用意したほうが盛り上がります。
その場合、正解者に限って景品を渡すのか、会場ゲスト全員に配るのか、新郎新婦とも相談したうえで決めるとスムーズでしょう。
会場ゲストへのクイズの回答方法は?
会場ゲストの回答方法としては、次のケースが考えられるでしょう。
披露宴
着席が基本のため、その場での回答が可能となるので、
・質問ごとに事前に配布しておいた○×あるいは番号の紙または札を挙げる
・質問ごとに挙手してもらう
などという方法。
二次会
立席が基本のため、多少動いても大丈夫なので、
・質問ごとに挙手してもらう
・質問ごとに、事前に配られた番号の紙または札を挙げる
・質問ごとに、答えの記号や番号が掲示された場所(または係の人のところ)に集まる
・質問ごとに、早押しで(番号の)ボタンを押す
などという方法。
披露宴や二次会での紙や札は、人数分用意することが難しい場合には、各テーブルの数、グループごとなどに限定してもよいでしょう。
二次会会場が広い場合は、回答記号や番号ごとに集まってもらう方法が可能ですね。
ボタンの早押しクイズは、準備に多少の費用と手間がかかりますが、動きがあって盛り上がりやすく、二次会におすすめです。 早押し用ボタンはゲーム用品店などで扱っているようです。
なお、道具を使用する演出の場合は、本番前に必ず動作確認が必要です。
また、答えの場所に集まったり、「早い者勝ち!」でボタンの早押しを行なう場合は、盛り上がりすぎて怪我人がでないように、十分注意するようにしましょう。
会場ゲストへのクイズの質問文例
○×形式
質問1)新郎(新婦)が、新婦(新郎)に一番最初にあげたプレゼントはノートだった。
質問2)新郎(新婦)が、今日結婚式場に来るときに来ていたシャツの色はピンクである。
4択形式
質問1)新郎が新婦に第一印象で似ていると思っている芸能人は誰?
1 上戸彩 2 アンジェリーナ・ジョリー 3大島優子 4 大島美幸(森三中)
質問2)新婦が子供のころ、なりたかった職業は何?
1パティシエ 2 歌手 3 消防士 4 力士
クイズのまとめかた
クイズの解答は、
・新郎新婦に答えてもらう方法
・スクリーンに映し出す方法
などが考えられます。
解答については、新郎新婦からのちょっと意外な内容が引き出せると、会場ゲストは新郎新婦への興味と理解が深まって、盛り上がるものです。
しかしながら、あまりウケをねらって「暴露ネタ」にならないように気をつけることが大切です。
特に二次会は友人が中心の集まりになることが多いでしょう。
あくまでも新郎新婦のお祝いの場であることを忘れずに、会場全員が楽しめる内容を心掛けましょう。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
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