1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 結納
  4. 結納に必要な「家族書」「親族書」とは?書き方や準備の方法を解説

結納に必要な「家族書」「親族書」とは?書き方や準備の方法を解説

2023.09.29

結納で用意する「家族書」や「親族書」とは何でしょうか。その目的や由来から、書き方、包み方までをご紹介します。

※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています

「家族書」「親族書」とは

結納におけるしきたりとして、家族書と親族書の交換があります。
結婚するふたりの家族と親族を紹介するために両家で交換するものです。
これは、かつて、結婚は「家」と「家」との結びつきであり、親族一堂がこの結婚に賛成をしている証として交わされたことに由来します。

現在は、当事者ふたりを中心に結婚がすすめられていることもあり、家族書だけを交換するケースもあります。

目次に戻る

「家族書」「親族書」は両家で準備するか確認して

家族書も親族書も「交換」するものなので、どちらかだけが勝手に用意したり、もしくは要求したりするものではありません。

書く内容や範囲についても打ち合わせを行い、両家ができるだけ同じ項目の情報を用意し、交換する情報量や内容が平等になるように準備しましょう。
たとえば、情報は住所まで記載するのか、ということです。

目次に戻る

「家族書」「親族書」の書き方

一般的に「家族書」には本人から二親等までの同居の家族を記入します。「二親等まで」とは、本人のほか、祖父・祖母・父・母・兄・姉・弟・妹になります。

「親族書」には家族書に記載以外の本人から三親等までを書きます。三親等とは、曾祖父母、おじ・おば・甥・姪になります(※いとこは含まれません)。

用紙はどちらも「奉書紙」と呼ばれる和紙を用い、毛筆で記入します。奉書紙は昔、公文書用紙として使われていた最高級の和紙です。現代では神事によく用いられています。

「家族書」の書き方

「家族書」の書き方

「家族」あるいは「家族書」と書きます。
順序としては「父・母・祖父・祖母・(以下年齢順に)兄・姉・弟・妹・本人」のようにし、本人は一番最後に書きます。同一戸籍の別居の兄弟の場合は、本人より後にそれがわかるように書きます。
また、兄弟姉妹が結婚している場合は親族書に記載します。

なお、家族や親族に、亡くなった方がいる場合にはその方の名前も入れ、 最後に(亡)と入れることもあれば、記載しないこともあります。

「親族書」の書き方

「親族書」の書き方

「親族」あるいは「親族書」と書きます。
「親族書」には「家族書」以外のメンバーを、「父方」「母方」に分け、「父方」から先に書きます。親族書には「伯父・伯母・叔父・叔母」を記載します。

同居していない祖父母や、結婚した兄弟姉妹夫妻を記載する場合は、親族書の父方、母方の最初に書きます。
その場合の順番は「兄弟姉妹夫妻・祖父母」とすることが多いようですが、祖父母が現役世代である場合は、祖父母を先に記すこともあるようです。

「家族書」と「親族書」には、おおよそのルールはあるものの、それぞれの家族事情に応じて書き方が変わります。

目次に戻る

「家族書」「親族書」の包み方

「家族書」「親族書」の包み方

奉書という横長の大きめの和紙を2枚重ねで半分に折り、「わ」を下にして書きます。
そして、表紙をかけ「家族書」「親族書」と書きます。あるいは、表の包には「上」とだけ書くこともあります。これは中に「家族書」「親族書」と書いているため、表の包には「上」には「たてまつる」という意味を記す、ということからきています。

「家族書」、「親族書」は贈り物ではないため、本来水引をかけませんが、市販のものには水引がかかっているものが多いようです。
また、「親族書」と「家族書」は本来別のものなので、包む際も別にするのが正式ですが、一緒に包むこともあるようです。

このように、包み方のことだけをとってもいろいろな解釈や方法があるので、どのようにするかは相談しあったほうがよいでしょう。

奉書と上包みがセットになった市販品も

紙の用意や折り方に不安がある場合は、セットになった市販品を購入するとよいでしょう。

家族書 市販品amazon.co.jp

赤城 結納用品 家族書

親族書 市販品 amazon.co.jp

赤城 結納用品 親族書

目次に戻る

「家族書」「親族書」の渡し方

結納では「目録」を白木台に乗せます。
同じ台に「家族書」「親族書」も乗せますが、順番は上から「目録」、「家族書」、「親族書」となります。

目次に戻る

「家族書」「親族書」を用意する場合は両家で内容を揃えて

現代では個人情報の取り扱いに慎重な方が増えたこともあり、家族書や親族書の交換に抵抗のある方もいます。家族書や親族書の取り交わしは、どちらかが希望しどちらかが希望しないということもあるものです。


結納や顔合わせと同様に家族書や親族書の取り交わしについても両家ともに折り合いがつくよう、ふたりが両家の橋渡しをしながら進めていきましょう。
用意する場合には両家でしっかり内容を揃えることが大切です。

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー