新郎新婦に言えない…せっかくの結婚式の招待状を「汚した」「なくした」ときの対処法って？

結婚式の招待状をなくした！という経験はありませんか？

招待状を紛失するハプニングは実は起こりがちです。招待状を当日会場に持って行くことを忘れたり、また、汚してしまう場合もあるでしょう。

ゲストは、どのように対処すればよいのでしょうか？

1.招待状を紛失した場合の対処法

結婚式の招待状は、実際の宴席の2~3ヶ月前にゲストの手元に送られてくるものです。

当日までには、しばらく時間があります。 ゲスト側も「まだ先だから」と、招待状のことに意識がいかず、片付けたり引っ越したりした際に、「どこへ招待状をしまったか忘れた！」という事態が起こりがち。

しかしながら、お祝いごとでもあり、あまりゲスト側の「失態」について大ごとにしないことが大切です。 実際に招待状を紛失した、と判明した場合は、落ち着いて次のように対処しましょう。

すでに返信ハガキを送付済みの場合

出席の場合は、

1)会場や日時がわかっているならば、そのまま会場に出向きましょう。

招待状の紛失を特に申告する必要はありません。 先方にはすでに出席者として準備されているので、受付で名乗ればそのまま入場ができます。

2)会場や日時がわからない場合は、同じく出席予定の友人に確認しましょう。

もしひとりだけでの出席である場合は、会場がわかっていれば会場に日時やアクセスを問い合わせ、 会場自体がわからなければ、新郎新婦側に招待状をなくしたことを正直に謝り、場所と日時を聞きましょう。

欠席の場合は、 特に先方に知らせる必要はありません。

まだ返信ハガキを送っていなかった場合

出席の場合は、

先方に、こちら側の事情により招待状を紛失したことを正直に伝え、急ぎ出席を連絡したのち、ハガキ（官製ハガキなど）であらためて出席連絡を送ります。

会場や日時もわからない場合は、謝罪したうえ、先方に確認しましょう。

欠席の場合は、

先方に、こちら側の事情により招待状を紛失したことを正直に伝え、急ぎ欠席を連絡したのち、ハガキ（官製ハガキなど）であらためて欠席連絡を送ります。

本来の返信期日が過ぎている場合、多くは先方から確認の連絡が入るものですが、先方の準備にかかわることなので、紛失と返信が遅れたことを丁重に謝りましょう。

2.招待状を汚した場合の対処法

何らかの事情で、受け取った招待状を汚してしまうことがあるかもしれません。 返信ハガキを送付済みかどうかによって、対処法が変わります。

招待状の本状を汚したという場合

すでに返信ハガキを送付済み、という場合は、特に取るべき対処法はありません。

よほど会場や日時を判読できないほど汚してしまって、当日どこへいけばいいのかわからない！という場合は、紛失した際と同様の対処方法をとりましょう。

返信ハガキを汚してしまった場合

お祝いごとなので、きちんときれいな状態のハガキで返信することはマナーのひとつ。

明らかに汚れがわかる状態である場合は、それに替わるハガキ（官製ハガキなど）で、出欠を連絡します。

そのハガキには、氏名と住所を明記することが大切です。

先方が席札などを作成する際に、ゲストの名前を返信ハガキでの表記をもとに確認するからです。

なお、先方が同封したハガキで返信しないことについて、事情を連絡しておくことを忘れずに。

3.招待状を忘れた場合の対処法

当日、持ち物のなかに入れたはずだったのに、出かけている途中で招待状を忘れたことに気づいた！という場合は、どのように対処したらよいでしょう。

まずは、あせらずに落ち着きましょう。 主催者側が招待状をゲストに送付する目的は、ゲスト側に当日の会場と日時を伝えることのほか、同封の返信ハガキでゲストの出欠を把握することにあります。

したがって、すでに返信ハガキを送付して出席連絡を済ませ、当日会場に出向いているゲストなのですから、出席者としてきちんと準備されているので大丈夫。

会場までたどりつければ、会場のスタッフに宴会場を尋ねれば済みますし、受付では招待状と照会することはなく、名乗るだけで手続きが進みます。

特に招待状を忘れたことを申告する必要はないので、「忘れた！」と、大ごとにせずに、落ち着くことが大切です。

そもそも招待状は、出席の手続きとして持参する必要はありません。 むしろ、道に迷った際などに招待状を持参していると、ゲスト側の「安心」として便利です。

もし、パーティバッグに入りきらない、などの場合は持参しなくてもよいでしょう。 その場合は、会場と時間を念のためメモで控えるなどしておきましょうね。

※ 2021年7月 時点の情報を元に構成しています