印象深い京都の和婚が可能

料亭ということでお料理の値段が張るというのは納得なのですが、色々他の料亭さんを回ってみると「会場費」「鏡開き」「サービス料」などが比較的高めの設定だと感じました。
写真撮影や装花、引出物は基本的に持ち込み禁止か持ち込み料がかかります。持ち込む場合もこのような条件を全て守っていただかないと‥という但し書きがあるのですが、つまり「持ち込んでくれるな」というのを京都風に遠まわしに言って下さっています（苦笑）

歴史ある建物でどこで写真を撮っても絵になります。披露宴会場からも八坂の塔が新郎新婦のバックに見えますし、人前式を行う展望台からも八坂の塔が真ん前に見えて絶好の撮影ポイントです。
ただあまりにもＨＰの写真が美しく撮れているのか、期待が大きくなり過ぎていて実際に訪れた際は「あら？ここがあの写真の？」という印象を受けたのも事実です。展望台から見える遠景は綺麗なのですが手前の建物の室外機などが見えていたり、披露宴会場のある建物の玄関が簡易的な雰囲気だったり…
また、大人数の入る大広間へは狭い階段で二階まで上がらないといけないので、脚のわるい親戚のいる私たちにとってはネックでした。

新郎新婦の入場時は会場後方のお庭から登場するそうです。緑の美しい（そして天然記念物のモリアオガエルも生息しているという…）お庭から色打掛姿で登場する様は想像するだけで素敵だなぁと感じました。この会場ならではの演出だと思います。ちなみに小雨程度なら番傘を差して入場出来るそうです。

その他、和婚ではおなじみの鏡開きやケーキカットならぬ鶴屋吉信の蓬莱饅頭カットも行えます。

淡々と説明をして下さる感じの方で、契約するまで帰さないぞという押し付けがましさがなかったので気が楽でした。
こちらから色々と質問すると十分な回答はしてもらえるのですが、披露宴の演出など全てお任せでぐいぐい提案していって欲しいという人からすれば物足りないかなとも思いました。

高台寺ほど近くの観光地真っ只中ですが、公共交通機関を使うと少し歩かないといけないです。入口までは少し急な坂になっているのでハイヒールの靴で来られた女性客は辛いかもしれません。会場ではどうせ靴を脱ぐので歩きやすい靴でお越しくださいとアナウンスするのも良いかもしれません。
春秋の観光シーズンだと混雑が予想されるので要注意です。