国の重要文化財にも指定されている東京駅、「東京ステーションホテル」は丸の内南口に直結するアクセスに便利なホテル。ヨーロピアンクラシックスタイルのバンケットは、優美なシャンデリアとアースカラーとベースとしたエレガントな空間での披露宴、伝統と洗練が融合した本格フレンチはおふたりやゲストの心に残る素敵な結婚式を叶えます。
下見時 20代後半 女性
訪問日 2016年8月 (投稿2016年8月)
式場、バンケット各1つずつです。式場は特別宗教色がないので、教会式、人前式、神前式、どのような形にもセッティングできます。ただ、建物自体は西洋風なので、こちらで挙げるなら教会式、人前式かな、という印象を受けました。フェア当日は人前式の配置で、中心に署名台などがあり、それを囲うように円形に椅子が配置されていました。ゲストとして参加した際も人前式でしたが、その時は列に並んでいるだけでしたので、新しい形を提案いただけたのは、良かったです。見守られて、というイメージでしたら円形をおすすめします。自然光も多く入るので、ナチュラルなイメージもあります。意外と線路が近いことに驚きましたが、振動や騒音はほとんど感じません。ちなみにこちらは牧師さまがおられました。神父さまもお願いできるのかは不明です。バンケットは天井高があり、好印象でした。窓はありませんが、その代わり窓のようなミラーが壁に配置されているので、閉塞感はありませんでした。
今回のフェアは半年に1回ということもあり、かなり装花・装飾に力を入れているな、と感じるものばかりでした。まず、式場は天井から円形の金具をつるし、そこにチュールとカスミ草で装飾されていました。雑誌で見るような装花で、他にもリボンをつるした方やチュールの色を変えた方などの例を写真で拝見しました。バンケットはデイタイムイメージとナイトタイムイメージの装花を早替えで見させていただきました。個人的にはナイトタイムの装花がドンピシャでした。まさしく“大人”で“シック”なウェディングです。費用は装花がキャンドルになる分、ナイトタイムの方が若干安くなるとのこと。キャンドルは本物の火が使えます。最近はやりのウッドテイストとキャンドル、バイオレット装花に加え、晩餐会風の長テーブルと8人掛けの四角テーブルで構成されたテーブルなど他の外資系ホテル顔負けのバンケットでした。昔のスーテションホテルしか知らない方にとっては、かなりの衝撃だと思います。ただ、注意したいのはやはり費用。このレベルを再現するとなると、金額が恐ろしいところです。恐らく、式場とバンケットの装花だけで+100万円はいくでしょう。それだけに大変見応えがありましたが。
提携先は3店。ノバレーゼが一番有名ところでしょうか。ホテルの雰囲気に合わせたドレスが陳列されていました。Aライン、プリンセスラインではなく、スレンダー系のドレスがほとんど。生地もミカドなどハリのあるものではなく、チュールやレースといった感じが多かったです。小物もビンテージ風のビジューが大半。シックなヨーロピアンテイストというホテルとの掛け算が楽しいな、と感じました。個人的に、このイメージは大変気に入ったのですが、バンケットをかなり豪華な装飾にしないと、このドレスのシンプルなお洒落さは伝わらないと思います。どちらもシンプルで上質、というのは好みではありますが、遠目から見るだけのゲストにとっては生地の良さというのは伝わりにくく、ボリュームがないと「なんか、しょぼかったね」と言われかねないので。また、小物合わせについては、当日の衣装を身に着けた新婦と各分野のスタッフがそれぞれの立場で提案をしあうとのこと。通称、女子会というそうです、笑 リハーサルとして別途料金がかかるのかは分かりませんが、アドバイスを頂けるのは良い機会だな、と思いました。
春夏、秋冬、というお大きなくくりがあり、その中で2コースずつ、計4コースで出されているようです。この中で、希望があれば所縁の食材を入れるなどの創作もしていただけるとのこと。今回はそのうちの何品かを小皿でいただきました。味はどれも招待された時より美味しく、同時に見ていて楽しいお料理ばかりでした。女性受けはとても良いと思います。宴会フロア上部のレストランの料理長が婚礼も担当されているということで、料理に関しては「もうひとつのレストラン」というニュアンスで考えて欲しいとのお話がありました。
担当の方は丁寧に対応くださいました。全体的に、かなりアットホームな方ばかりだな、という印象です。気さくという感じでしょうか。大きなフェアだったので、シェフだけでなく様々な専門の方がいらしてみなさんが自然に声をかけてくださいました。良いなと思ったのは、分野別のスタッフ同士がとても楽しそうに話をしていた点です。「顔が見える間柄」ということを新郎新婦だけでなく、スタッフ間もできているのは、良いことだと思います。ただ、こちらの一挙手一投足に全て目をこらし、コメントされるので、疲れてしまった部分も大きかったです。「ありがとうございました」と見終わったことを伝えても説明が続いたり、次のところに案内していただけなかったり、と意思疎通が取れなかったのが残念でした。
駅近。これ以上ない立地でしょう。遠方の者もいる、と伝えたところ、新幹線の出口までお迎えにも来て頂けるそうです。年配のゲストも多いので、大変ありがたいお申し出でした。ただ入り口がピロティに面しているのですが、分かり辛く、「迷うだろうな」と感じました。当日はスタッフの方が立っていてくださると思いますが。
一度招待されたことかあり、その時はあまり良い印象はありませんでした。ですが、ヨーロピアンなテイストで統一された空間作りは気に入っていたので、披露宴のみを検討しにうかがいました。結果的には印象はかなり上がり、中でもフローリストや装飾のレベルに大変驚きました。ですが、実際に挙げるとなると他の部分の値上がりが大きいので、装花だけに金額は避けそうにありません。一般人なので…。そうなると、バンケットとして特徴的な部分は特にありませんし、式場も宗教色が良い意味でも悪い意味でも強くないので、やはり特徴がありません。東京駅、という唯一無二な場所にこだわらないのならば、ここで挙げる必要性はあまり感じませんでした。
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会場名 | 東京ステーションホテル |
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挙式スタイル | 教会,神前,人前 |
収容人数 | 6人~120人 |
TEL・予約 |
03-5220-0545
東京ステーションホテルのウェディング専用ダイヤルです。
この式場で挙式・披露宴を検討されている方の電話番号です。その他の目的でのご利用はご遠慮ください。 この式場が気になったら、まずはブライダルフェアの予約をしよう!
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定休日 | 水曜定休 |
受付時間 | 10:00-18:00 |
住所 |
東京都千代田区丸の内1-9-1
アクセス情報へ > |
03-5220-0545
費用・コストパフォーマンス
近隣の有名ドメスティックホテルとほぼ同等の金額です。プランがないため、オリジナリティは追及できますが、逆に言えばその分値段は跳ね上がると思います。1日2組、バンケット、式場など貸し切りとなるため、とても贅沢に空間を使っていることも影響しているかもしれません。ちなみに、ゲストは60名以上限定でした(60名以下の場合は、大安や土曜以外の比較的人気が低い日でしたら、交渉できるようです)。経営がJRという母体を考えるとかなり強気なお値段だな、と思いましたが、実際うかがってみると、駅内ということを忘れる空間が広がっていました。