建物内の内装。何処を歩いても素晴らしい。

プランナーの対応。打ち合わせが苦痛だった

ファミリープランという小規模で挙げる人ように格安になったプランを勧められ「格安で立派な式が挙げられる！」というのでお願いして打ち合わせをしてみたら、必要最低限のものも金額に入っておらず、例えば「料理のメニュー表は一部300円で人数分付けていただきます、これはプランには入ってませんが付けないと変ですよ」といったことが多く、結局たくさん追加せざるを得なくなった。
さらに写真撮影も「神殿内は神様の前なので撮影禁止、ただし雅叙園のカメラマンを雇えば神殿内の写真も撮ってあげる。神殿を撮影しないとしても、参列者と別でカメラマンを呼ぶなら10万の持ち込み料払え」というトンデモ理論で、結局７万くらいで雅叙園に撮影をお願いした。写真のネガは20万ほど払えわなければ貰えないので、諦めた。
かなりケチって最低限でプランニングしたつもりが、ファミリープランのみだと40万円で収まるはずのところ、100万円近くまで追加料金で上乗せされてしまった。

歴史ある壁画や彫刻が随所に盛り込まれており、園内の何処を歩いても常に非日常感を味わえる豪華絢爛な造りになっている。

和装での式だと、二種類の神殿から選べる。
こちらも現代的で華やかな神殿と、伝統的で落ち着いた神殿とを選べるが、どちらも見劣りしない素晴らしい造りになっている。

披露宴会場はいくつか用意されており、実際に利用した牛若の間は、雅叙園建設当時の正面玄関を移設した歴史ある天井画のある入り口から入り、部屋の柱には繊細な弁慶と牛若丸の彫刻が施されている。
見飽きないと、参列の方からも高く評価して頂いた。

元々、伝統的でオーソドックスな式を希望していたので、オリジナリティは求めていなかったが、その中でも十分な演出を施して頂いた。
雅楽の生演奏があり、誓いの言葉の代わりに植樹の儀という、鉢植えに幸せの木を夫婦で一緒に植える儀式があって、面白かった。
ただ、この植樹の儀で使った木は持ち帰って育てるよう言われるが、なかなか根を張らないので、花屋さんに持っていったところ「丸太から根を生やすのは素人には難しい。普通お店で売る場合は、少し根が張った状態になってから売りに出すので、この状態から成長させるのは難しい」と言われ「幸せの木」と呼ばれる木が、手を尽くしても段々と枯れていく様は、かなり悲しい気持ちになる....。

プラン内で選べるもので十分だったが、選択肢は少ない。
新郎が2種、新婦が4種（？うろ覚え）くらいからしか選べない。

式の当日は、開始の受付からヘアサロンの方、メイクと着付けの方、写真撮影の方々など、出会う方全員のプロ意識が高く、かなり驚いた。
白無垢を着付けてから脱ぐまで、ずっと一人のスタッフさんが付きっ切りでお世話をしてくれるので、全てお任せして言われるままに行動するだけで良かったので楽だった。
さらに、付き添いのスタッフさんは、家族がちょっとした写真をスマホ等で撮ろうとする度に服の乱れや足元を手早く整えてくれるて、全ての写真の白無垢が美しく写るようにしてくれる。ただ、控室での談笑中や、上半身だけ軽く撮りたい時も全身キッチリ直してくれるのは、少しありがた迷惑だった。

打ち合わせの担当者の方はミスが多く、ウマも合わなかったのでイライラさせられっぱなしでしたが、式当日は本当に素晴らしいスタッフさんに囲まれて最高の式になった。

深い谷（元は川）の中に建っており目黒駅から正面玄関に直接向かうと急勾配の坂があり、行き帰りがかなりキツイ。
エスカレーターのある裏口から入る道順で行けば時間も距離も短く、打ち合わせにも通いやすいが分かりにくいので、きちんと確認が必要。