好きな作品の世界観が再現できる

パークと隣接した会場とは違い、幾分距離がありますが、金額はあまり変わりません。キャラクターが署名してくれたり、お祝いに駆けつけてくれるなど、公式ならではのオプションもあるので、当然といえば当然ですが。

1階が主に観光客のフロアで、式関係は全て2階なので、喧騒からは逃れられるかと思います。ただ、2階に行くまでのストロークが少し地味だな、と感じてしまいました。チャペルは屋内とは思えないほど天井高があります。基本的にクリーム色の壁面なので温かみを感じました。窓はありませんが、窓風の明かりや装飾があるので、閉塞感はありません。イメージとしては街中にある教会といったところでしょうか。披露宴会場は3～4つほどあります。大体天井がとても高いので、その点は良かったです。フェアの際は各会場にコンセプトがあって展示されていましたので、その印象になりますが、各プリンセスの世界観がはっきりと再現されていて、とても素敵でした。中でもラプンツェルの会場は、テーブルコーディネートから衣装、装花、ケーキまてかなりの統一感があり、大変感激しました。挿入歌には必ず「塔の上～」からいくつかは使わないと、と思わせるだけの世界観です。恐らく、ホテルとしても一押しの会場だと思いました。他には、「眠れる森の美女」「美女と野獣」「白雪姫」をイメージした会場がありました。いずれも大変素敵でした。

「塔の上のラプンツェル」をイメージした会場での演出ですが、作中の名曲が流れる中、テーブルコーディネートのランタン風モチーフにゆっくりと光が入っていく演出が大変素敵でした。「おいくらだろう…」と思いつつ、一目ぼれしてしまう方も多いだろうな、と感じました。メインテーブルには作品に出てくるゴンドラ?を花器にした装花があるのですが、その両端にランプがあり、そちらもほのかに明かりがついていた点がとても芸が細かいな、と感心しました。

ミカドシルクなどの高級感ある素材を使ったドレスがあるか、というよりも、いかに作品の世界観に合ったドレスかという点を重視される方には、必ず好みのドレスがあると感じました。ドレスだけでなく、恐らくヘアメイクも似せてくださると思います。

私語が多く残念でした。特に写真ブースにいらしたスタッフの方が酷かったです。「キャー」とか「ステキー」など大声でゲスト（これから挙げる方でしょうか？）とお話されていました。それはそれでほほえましいですが、「キャスト」として見ていただけに評価は下がりました。

舞浜駅直結のイクスピアリに直結です。直結とはいえ、駅からはイクスピアリをずーっと通り抜ける必要があるので、距離はあると思います。10分は見ておいた方が良いかも。ただ、濡れることは少ないので、その点は良いと思います。