他にはない神殿の厳かな雰囲気

洋装の不安とスタッフの融通の利かなさ

見積もりの段階ではありますが、専門式場の中では高額な方だと思います。それだけ自信と人気があるのだと感じました。他施設のように当日成約特典や割引などは一切ありません。いつ相談しようが、その時の人数と時期に合ったプランが適用されるだけです。つまり、お得に挙式を挙げたいのなら、一番お得なプランが適用される時期（主に仏滅・平日）をこちらが検討するに限ります。六曜以外にも、シーズンによって異なりますので、妥協できるところは事前に決めておいた方が良いと思います。

神社ではあるまいし、とあまり期待をしていませんでしたが、神殿に入ったとたんホテル内との神殿の差を痛感しました（明治神宮なら、より感じるかもしれませんね）。距離は短いですが、神殿までの道はそれまでとは異なり静寂な雰囲気が漂い、入室前にはフェアでありながら、お祓いを行います（少しイベントっぽいですが）。神殿に入ると檜の香りが。これまで訪れたホテルでは、「檜の香りがします」と紹介されても一切感じられなかったので、感動しました。席は両家2列ずつ。両家の考えにもよりますが、友人も参列できます。

披露宴の演出としては、定番の鏡開き、ケーキカットは勿論、獅子舞先導、餅つき、キャンドルサービス、琴演奏ほかあまり他の式場では拝見しなような珍しい演出もあるようです。金額もそれなりにしますし、個人的に好みではないので希望はしませんが、オリジナル感はあると思います。また設備と重複するかも知れませんが、日中は自慢の庭園（周囲の人工芝と真ん中の芝は色がかなり違います）での歓談があります。天候が許せば、どの挙式後も撮影大会が開かれるだそうです。一方、夜は篝火が灯り幻想的な雰囲気でした。本家の参進ほどではありませんが、こちらは天候に左右されることはあまりありませんし、年配のゲストがいる場合はむしろ記念館の方が屋内で安全に移動ができるので良いなと思いました。

記念館だけあって、和装の取り揃え（新婦側）にはかなりの自信があるようです。特に黒引きをここほど揃えているところはないとのことでした。ただ、洋装に関してはかなり不安です。原則持ち込み不可ですが、記念館の衣装部は中にある「レセイエ」1店舗のみで、洋装提携先は近隣のお洒落ホテルでは聞かない衣装店です。小物に関しては、ミキモトのジュエリーが多かったです。フェアでは、和装試着体験をさせて頂きました。

女性の方でした。てきぱきとされていて、好感が持てました。少し冷たいかな、と感じることもありましたが、正確さがありそうなので、可もなく不可もなくです。

青山一丁目、もしくは信濃町から徒歩10分程度です。いずれも結構歩きます。夏場冬場はゲストにとってもしんどいかも知れません。年配のゲストにはタクシーチケットがよろしいかと。ちなみに、青山一丁目からの道は平坦ですが、信濃町の方は軽く傾斜がありますし、少しでこぼこしています。ヒールが高いと疲れてしまうかもしれません。