古民家でアットホームな披露宴

●特典プランがありました。思っていたよりは値段を抑える事ができ、ゲストへの引き出物にその分を充てる事ができました。しかし、手作りしたり外注した物も多かったので、全てホテルにお任せしていたら金額が上がっていたと思います。
●衣裳は、プラン内の打ち掛けと紋付き袴を借りました。改めて思うことは、椿山荘には着物が似合うということです。当日は、沢山のご年配の方(一般客)にお声を掛けて頂きました。紋付き袴は、5,000円プラスして家紋を入れました。打ち掛けで使う小物は20,000円プラスして色を選びました。中座では、私物のドレスとタキシードを着ました。

私たちは、アットホームな雰囲気にしたい希望があったので、庭園内の石焼き会席処「木春堂」で披露宴を行いました。(最大62名まで着席出来る中、私たちを含め60名)
下見をした時に古民家の静かな佇まいが素敵だったのですぐに決めましたが、各テーブルで石焼きをするので装花が殆ど出来なく、披露宴会場の割りには寂しい雰囲気だったかも知れません。しかし、考え方によっては装花代を抑える事ができます。また、受付はホテル内で行い、ゲストに庭園を観てもらいながら移動するというスタイルが決まっていました。季節や天候によって、善し悪しかと思います。
●当日、初めて分かる事が沢山ありました。ウェルカムスペースの台が寄せ集めで高さの異なるもの。台の上のクロスは、アイロン掛けされておらず、１枚はアイボリー色無地、１枚はえんじ色葉っぱ柄、１台はクロスがなく剥き出し。統一感のない雰囲気でした。こうなるのであればプランナーさんから一言言って欲しかったほど...
ウェルカムスペースに時間をかけて用意してきたのですが、他にも決める事が多く、台の高さやクロスまで頭がまわりませんでした。設営は当日の責任者に一任すると言われていましたが、まさかの仕上がり。こういう意味だったのかと後で分かりました。また、ウェディングケーキが乗っていたクロスもアイロンが掛かっておらず、シワが目立ち、入場して直ぐに気になりました。一流ホテルだと思っていたので残念な驚きです。
●お色直しの再入場時、入り口から窓越しに丸見えになるため、入り口備え付けの大振りな雨傘を使って隠されました。そこらへんにある雨傘で隠される花嫁花婿。事前に説明もないままの悲しい演出でした。

●新郎新婦ウェルカムスピーチ
●友人代表スピーチに代わって、司会者からのインタビュー形式にしました。
●ラストバイト
わたしは祖父に頼みました。足の不自由な祖父の座席に向かい、しゃがんで、その場でラストバイトしました。
●各テーブルラウンドphoto
●ゲスト全員とのじゃんけん大会 景品あり

ゲストとの距離を近く感じられるようなアットホームな雰囲気に重点を置きました。

打ち掛けと紋付き袴はホテル内のタカミブライダルで借りました。納得いくまで、何度も衣裳合わせをしてくださいました。

●プランナーさんには、とても真摯に向き合って頂きました。メールでのやり取りが多かったのですが、私たちの希望を叶えようと直ぐに確認して返信してくださり、安心してお任せできました。しかし当日は、スタッフ間の連絡ミスなのか40分ほどスタートの時間が遅れました。前もってプランナーさんに念押していたため、どうして最後の最後でこうなってしまったのか残念でした。後日受付控え室での話を親族に聞いたところ「お待ちください」の一点張りだったとの事。不測の事態だったのでしょうか。理由は何もお話がなく、お陰で遠方からの日帰りゲストには時間を気にかけさせてしまいました。
●介添えして下さった方も、全てとは言いませんが披露宴時、居て欲しいときに側に居らず、座席の着座時に裾を踏んでしまって、まごつくことがありました。
●司会者の方も、打ち合わせで聞いていた記念品贈呈の仕方を突然変更され、恥ずかしい思いをしました。
●ヘアメイク(ヌーベルマリエマサコ)の方も、髪型リハーサルしたにもかかわらず、不満が残りました。きっちりした雰囲気が好きだと伝えて写真まで渡していたのに、ゆるい感じの出来上がり。ボリュームの欲しいところにボリュームがなく、リハーサル時に伝えたのに把握していない感じでした。メイクに関しては、下地作りに時間をかけていました。また、手に火傷の跡があったため分からなくして欲しい希望を伝えていたのに、薄くお粉をつけるのみで写真にも跡が写っていました。リハーサル時に「これぐらいならファンデーションで隠せます」と言って下さっていましたが、私はリキッドファンデーションの事だと思っていました。仕度が整って直ぐにスタジオ撮影をしましたが、出来上がりのスタジオ写真はライティング効果によるのか口紅は薄く、顔色が良くない出来上がりでした。メイクさんが「最近はナチュラルな感じが多いです」と言っていましたが、やはり着物。しかも豪華な打ち掛けですので、着物に負けないメイクの方が良かったと後悔しました。また、メイク直しのないまま会場へ向かいました。「こちらでよろしいでしょうか」と言われて不安・感じが違うのであれば遠慮せずに伝えた方が良かったのかも知れません。しかしながら、着付けをして下さった担当さんは本当に素晴らしく、型崩れ・苦しさ感じる事なく着ることができました。こちらの方には大変感謝しております。
●カメラマンは、選べないのでどうしようも運だと思いました。出来上がりのアルバムや写真は同じ表情の同じポーズばかりが載っておりました。新郎新婦は、言われるままポーズをとっていきます。披露宴最中に、ラストバイトをしましたが、新郎側、新婦側どちらもアルバムに載っていませんでした。両家の大切な見せ場だと思うのですが、当然載っていると思っていた写真がなかったため義母をはじめ親戚一同口々に残念がっていました。アルバムのランクを上げていたため期待し過ぎていたのかも知れませんが、値段の割りに面白味がなく期待外れなアルバムでした。また、カメラマンのアイデアでホテル内のアンティーク食器前でも撮りましたが、直ぐ真後ろにあったアンティーク食器にもピントが合ってしまっていて、ガチャガチャとうるさく、どちらが主か分からない写真の出来でした。
●花嫁さんは、当日、素敵なお部屋で仕度ができます。
「本日はこちらのお部屋で仕度をします」そう言って通された部屋だったにもかかわらず、全てが終わり披露宴から戻って来ると違う部屋に案内されました。部屋替えする説明は一切ありません。荷物ごと移動されていて、勝手に人の物を動かすのってどうなんだろう。と疑問に思いました。私物を断りなく触られる事に抵抗を感じるため、仕度を始める前に、ちゃんと説明して頂きたかったです。またその部屋のトイレは、使用できるような状態ではありませんでした。同室にいたメイクさんが綺麗に清掃して下さいました。

●ロケーションは、庭園が素晴らしいので撮影は必須かと思いますが、残っていた桜の前で花嫁さんの順番待ちには正直参りました。私たちは4番目でした。しかし、雨ならどうしようもありません。曇りだった当日は、ホテル内でも撮影しました。レトロな壁紙の前や、アンティーク食器の前。ライティングやレフ板等は、用意してくださらないので、室内撮影の写真は暗く、アルバムを観てがっかりしてしまいました。また、打ち掛けを着用しながら1時間ぐらい歩いていたので重くてしんどかったです。
●交通の便は、良いとは思えませんでした。電車やバスを乗り継ぎバスの乗車も15分程。地方からのゲストや高齢者ゲストもいたため悩みましたが、桜の綺麗な時期だったため是非皆さんにも観て頂きたく椿山荘を選びました。そのため土日のみ池袋駅から出ている１時間おきの無料シャトルバスのご案内しました。しかし、ホテル側はそのような案内付箋を用意してはくれないので自作の付箋を用意しました。また、親族にはシャトルバスの案内をするのは忍びなかったので、都内の駅からタクシーチケットを出して案内しました。ゲストが山手線内で乗り換えしなくて良い上野駅と新宿駅からタクシー乗車できるよう配慮し、それぞれ往復6,000円ほどで親族家族通しで相乗りしてもらいました。