船上ウェディングならではの開放感

設備が「バブル期」のまま老朽化している

基本プランプラス料理などの上振れ、アルバム・DVDなどのオプションを入れたらやや高いように感じられた。基本は船長式とのことであり、不満があった。牧師を別途乗せることが可能とのことだが、さらに上振れする感じだった。

開放感があることは非常に良い。ただし、船が古いせいか、床の塗装がところどころはげていたし、船が動いている間は燃料のにおいがすることもあった。また、デッキでのウェディングはよかったものの、バージンロードが「絨毯」のようで、厳かさは全くなかった。また、発着点がインターコンチネンタルホテルのごくそばであり、同ホテルの宿泊客などに見られている点もよくない。トイレが狭い、デッキが一般客と共有であることなどもよくない。

司会者（別料金）の話術がよく、オプションで付けられる「サプライズオペラ」（従業員の服装をしているオペラ歌手が突然歌いだす）などは面白かった。披露宴会場のカーテンを開けて海が見える演出をするなどもよかった。しかし、結婚した日のプレートを貼るなどの「バブル期」のような雰囲気はどうかと思う。

ウェディングフェアでは、提携先の衣装スタッフが乗船しており、パンフレットなどを見せてもらったが、実際の試着は店舗でやらなければならないなど、手間がかかる印象があった。また、料金体系も不透明であった。

費用やオプションについて、突っ込んだ質問をしても、十分な回答が得られなかった。特に、女性スタッフはマニュアル棒読みの感じがあった。

立地自体は悪くない。地方からの参列者にも良いと思う。