池の鯉がとてもきれい。

きめ細かい配慮のなさ。目配りが足りない。

ここは本当に六本木かと見間違うほど静かで緑溢れる雰囲気なので、晴れていればさぞ美しい結婚式だったのに…と思いました。

常設神殿はないそうで、庭園で神前式の挙式が行われていましたが、部外者から丸見えで親族が挙式中居眠りしてたのがよく見えました。傍目から見ると大仰な地鎮祭みたいな感じでしたが、六本木にこの庭園は流石の一言。

当日は雨がほんの少しぱらつく天気でしたので、いっそのことずっと屋内の方が盛装した人たちも気にせずに済みそうです。

控え室は至って地味。ブライズルームが披露宴会場のそばにあったのですが披露宴の前にトイレを探していたら偶然そのドアが開いてドレスアップ途中の新婦を見かけてしまい、ファーストルックを逃した新郎の気分になりました。

披露宴会場は広かったですが、天井の低さと入ってすぐの柱がやや気になりました。ウェルカムボードはオリジナルでしたが、席札など他が結構おざなりでしたので、一緒に会場にお願いしても良かったのではないかと思いました。

いかにもな上品さが漂う披露宴でしたが、下品な盛り上がりを見せた式の進行とはそぐわない違和感がありました（後述の泥酔友人の件など）。

この式に関してはオリジナリティもなく、思い出すのに大変苦労しました。

プロたちの楽器生演奏がとても素晴らしかったが披露宴開始前のひと時のみで終わり、その後はBGM代わりでした。あまり目立つこともなかったので貧乏性の自分としてはあれに何万円かけたのだろうととても勿体無く感じました。後に披露された新郎新婦の演奏よりこちらを聴きたかったです。

進行は司会がしっかりしなかったのと泥酔した友人のせいでスピーチが支離滅裂。脈絡がなくなり終いには沈黙。他の友人も内輪ウケの盛り上がりばかり。傍目に見ていて怒りがこみ上げてきました。その泥酔した友人はその後ロビーで横になって眠っていましたがここはそういう場ではない筈。それが分かっていたら行きませんでした。

敢えてオリジナリティとして挙げるなら庭園での写真撮影ですが、カメラに向かって全員に無理やり手を上げさせるなどの強制があり仕方なく参加。全員参加型の演出は若くないとなかなか厳しいです。

その他スライドもあったと思うのですが要領を得ない内容でした。新郎新婦がで自主制作したのなら仕方ありませんがプロの編集でしたら残念です。

お色直しで新郎が中座するときの曲がアップテンポなポップ調でその場のイメージに合いませんでした。

このような演出はいくら新郎新婦の希望とは言えども経験豊富なプランナーさんが一通りチェックしても良いのでは。

こういうことがあったと言うこと、そして以後このようなことがないように敢えて書かせていただきます。

披露宴中に飲み物がなくなっても誰も来ず、あまりにも喉が渇いたので水を飲みに中座しました。

きわめつけは親族の人？が具合を悪くしていてもスタッフ誰も気付かなかったことです。他の親族の人たちが介抱して中座させていましたが、それを手伝った気配もなくひどいと思いました。

式場は鳥居坂を上りきったところにあり繁華街の近くにも関わらず静かな環境ですが、最近隣に劇場やミュージアムができ、少々賑やかになったようです。

麻布十番からだと急坂が辛いので車で来場したのですが、入り口が分かりづらく危うく通り過ぎそうになりました。駐車場はどこにでも停めてくださいという感じだったので適当に停めても文句は言われませんでしたが、後で新郎に届出が必要だったとやんわり言われて後味が悪かったです。そういうのは予め招待した時点で伝えておくべきだと思いました。